世界で有名なダイヤモンド

コ・イ・ヌール(光の山) (Koh-i-Nur)

コ・イ・ヌール(光の山) (Koh-i-Nur)

多くの伝説や神話、逸話に彩られており、初期の来歴ははっきりとしていない。
ただ19世紀まではインド亜大陸が世界で唯一のダイヤモンド産出国であったことから、インド原産であることは推察されます。
ヒンドゥー教の伝説では、捨てられていた子供の額からこの石が発見されたことになっており、王宮にもたらされた後、シヴァ神像の第三の眼に相当する位置に嵌め込まれたという。
約300年間インドの王侯、帝国の暗殺、陰謀の中で所有者は次々と変わり、1849年英国がインドを征服した時、時の王シンはビクトリア女王にこれを献上したのです。
1851年に開催されたロンドン万国博覧会では、この石は出品物の目玉として展示されたが、この石に施されたインド式のムガルカットではその輝きを十分に引き出すことができず、きらびやかな輝きを期待してはるばる訪れた見物客をがっかりさせた。
そこで、国民及び女王の意を汲み現在見られるブリリアントカットへと収まりましたが186カラットは殆ど半分の108.93カラットになってしまったのです。
現在、他のクラウン・ジュエリーと共にタワー・オブ・ロンドンに保管されています。

リージェント (Regent)

リージェント (Regent)

1701年、インドのダイヤモンド鉱山で働いていたある奴隷が大きな原石410カラットを 発見しました。
奴隷は、自分のふくらはぎに原石を隠して鉱山から逃走しました。
しかし彼は、逃走を手助けしたイギリス人船長に裏切られ殺されてしまいます。
それから当時、マドラスのイギリス人知事サー・トーマス・ピットが10万ドルで所有、原石を研磨410カラットあったダイヤモンドは140.64カラットになったもののうっすらとブルーの輝きを帯びたホワイトダイヤモンドで素晴らしい美しさでした。
「ピット・ダイヤモンド」後のリージェント・ダイヤモンドの誕生です。
その後、フランス王ルイ15世の摂政であるオルレアンズ公爵の手にわたり、王冠に付けられたことでフランス国王の戴冠式に使われ「統治者」という意味で、「リージェント(Regent)」になったと思われます。
後に、ナポレオンの儀式用の剣の柄にはめこまれましが、ナポレオン失脚後、また王冠にもどり、現在ルーブル博物館に展示されています。

ホープ (Hope)

ホープ (Hope)

有名な旅行家のフランス人タベルニエが、1642年にインドから持ち帰った大きなブルーのダイヤモンドです。
このタベルニエの石は、1668年ルイ14世に売られ、カッティングされ67と1/8カラットの宝石となり「王冠の青」あるいは「フランスの青(フレンチ・ブルー)」「ブルーダイヤモンド」と呼ばれ王の儀典用スカーフに付けられました。
いわゆる「呪い」の伝説では、転々と変わった持ち主に次々と災いが訪れた宝石として有名です。
ダイヤを受け継いだルイ15世は天然痘、ルイ16世と王妃マリーアントワネットはフランス革命で処刑、寵臣のランバル公妃は、革命軍によって惨殺されたなどなどですが、「呪い」の話は、1909年にロンドン・タイムズの6月25日号において「悲惨な最期を遂げた」とする架空の所有者を多数含んだ記事を寄せたのが最初であるとされるそうです。
1792年にフランス革命のさなかフランスの王冠の宝石が盗まれてしまいました。
それ以来、もとの姿のままで見た人はいません。
しかし、1812年にホープダイヤモンドは同じ色合いの小さな石と共にロンドンの市場に現れました。
この時の落札で実業家ヘンリー・フィリップ・ホープの宝石コレクションとして記録されたのです。
現在、はワシントンのスミソニアン博物館で見ることができます。

カリナン (Cullinan)

カリナン (Cullinan)

1905年、世界最大のダイヤモンド原石として南アフリカトランスバールのプレミア鉱山で産出しました。
その鉱山会社の所有者でもあったサー・トーマス・カリナンにちなんでカリナン・ダイヤモンドと命名されました。
原石の重さは、なんと3106カラットあり、大きさはおよそ縦5cm、横6cm、厚さ10cmもありました。
このカリナン・ダイヤモンドは「アフリカの星」と名付けられ、イギリスのエドワード7世の誕生日祝いとして献上されました。
あまりに大きすぎることと、中央部に黒く見える傷があったことから、王は1908年にカットするために、アッシャー・ダイアモンド社に依頼しました。
9個の大きなダイヤモンドと大量の小さなダイヤモンドにカットされました。
もっとも大きなカリナンI 530.20カラットはペアシェープで「アフリカの偉大な星」と呼ばれるもので、カットされたダイヤモンドでは世界最大です。
現在、タワー・オブ・ロンドンに保管されています。
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